長寿社会となった今
自分も、家族も、友人も、仲間も、
誰もが認知症になるかもしれない今、わたしたちにできること
「私は認知症の症状とともに生きているよ」という方、
「家族を介護しているよ」という方も多くいらっしゃることでしょう。
もしかしたらそうなのかな?という方と出会った方もいると思います。
自分自身・家族・出会った方、どなたでも、最初にくる気持ちは、「とまどい」ではないでしょうか。
長寿社会となった今、まちで暮らす全員が、認知症の症状を理解し、対応を心得ていく必要があります。
認知症になっても安心して自分らしく暮らせるまちづくり
認知症になっても、自分らしく生きたい、そのことを応援したい、多くの方の願いではないでしょうか。
認知症とは、脳の認知機能が低下し、日常生活・社会生活に影響を及ぼしている状態が6か月以上継続している状態を指します。
認知機能とは、記憶する、思考する、理解する、計算する、話すといった脳の機能の総称です。
認知症は、医学的な視点だけで単純に定義することは難しく、日常生活や社会的背景など、認知症の方を取り巻く「環境」に大きく左右されるという特徴があります。
つまり、認知症の正しい理解やサポートがあれば、自分らしく生きられる可能性がどんどん高まっていくということになります。
そこで、私たちは「認知症になっても安心して自分らしく暮らせるまち」をつくる活動を、皆さんとともに進めたいと考え、18年以上にわたり「まちかどケア」に取り組んできました。
まちかどケアに取り組むわたしたちの想い
お互いに「サポートよろしくお願いします」と気軽に言い合えるまちへ
誰もが認知症になるかもしれない今、認知症の症状のある方、家族や支援者、地域住民、医療福祉関係者、企業、自治体、関係機関などがつながりあって、「支え合う感度」をさらに、もっとさらに、上げていきたいと考えています。
そのためには、認知症の理解やサポートの方法について正しく学ぶための機会を、地域や学校をはじめ、企業などさまざまなところでこれまで以上にたくさんつくっていきたいと考えています。
また、認知症の方々自身が参画してつくる「本人ミーティング」の場や、認知症に関心がある方ならどなたでも参加できる「認知症カフェ」への支援にも、力を入れていきたいと考えています。
これらの取り組みを進め、多くの方が正しい知識を得て、「ちょっとした支え手」としての経験をしていくことで、将来に備えることにもつながります。さらには、認知症の理解や高齢者の暮らしに理解のある企業の方々にも参画いただき、高齢者の暮らし総合情報センター(仮称)の民間としての開設も、行いたいと考えています。本人、家族、ケアに関わる方々の立場に立って、身近な経験に基づいた生きたサービス情報を相互に提供し合えるしくみの構築を目指しています。
SDGsにつながる、誰も取り残さない社会の実現に向けて、高齢になっても、認知症になっても自分らしく暮らせるために、多くの方々の参画を願っています。
※SDGsとは…
持続可能な開発目標(SDGS: Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで全会一致で採択された「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のための、2030年を年限とする17の国際目標です。
メンバー
まちかどケアのプロジェクトスタッフをご紹介致します。
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まちかどケア事業報告書
今までの事業内容は、こちらからご覧いただけます。
本活動を支援するパートナー法人を募集しています。
活動と特典
- 1.認知症サポーター養成講座とは異なるパートナー法人様のための特別なプログラムを、社員やそのご家族向けに実施します。
※実施回数・方法(オンライン可能)・内容等は、貴法人と当法人で話し合って調整いたします。 - 2.当サイトに法人ロゴおよび企業名を感謝と共に掲載します。
- 3.貴法人の認知症に関わる研究開発事業等に協力いたします。