三寒四温　～こころをつなぐリレーエッセイ～【2023年1月号】

今月のエッセイは、泉区でボランティア活動をされている高校生、Nさんです。
明るく優しくお相手に寄り添う姿がとても素敵です。4月から大学に進学されるNさん、今後のご活躍を応援しています！

若年性認知症のボランティア

私は高校3年生の春にボランティアをしたいと思いケアプラザに行きました。そこで紹介された若年性認知症のボランティアに参加することになりました。
若年性認知症という言葉を初めて聞き、どういう症状なのかも分からなかったのですが、実際に当事者の方たちと折り紙を折ったり、パンやホットケーキを作ったり、ボッチャをしたり、色々な活動をしていく中で、私はその人に寄り添って行動することがとても大切だと感じました。
私はこのボランティアで、折り紙を一緒に折る機会がありました。その時、当事者の方が「すぐに忘れてしまう」とおっしゃったので、私は一緒にゆっくり折ったり、折り方を再度確認しながら折ることで上手に折り紙を折ることが出来ました。

私は4月から理学療法士になるための大学に進学し、実習などで様々な症状の患者様と接すると思います。私はこのボランティアを通して、丁寧に人と接することやその人に合わせながら行動することを心がけることが大切だと学びました。