NEWS / リレーエッセイ
2021.11.29

三寒四温 ~こころをつなぐリレーエッセイ~【11月号】

三寒四温 ~こころをつなぐリレーエッセイ~【11月号】

今月のエッセイです。
社会参加活動実践サポーターとしてご活躍の前田恒夫さんから、当事者としての想いと希望と元気を取戻す具体的な行動実践例を発信していただきます!

“不安”を越えて

当事者の一人としての体験談です。私は、今79歳。3年前から加齢に伴う難聴やモノ忘れがひどくなる一方だったので、家族の勧めもあり、今年3月、家内同伴の下、横浜市モノ忘れ検査と認知症診断を受診の結果、「軽度認知障害」との診断でした。
担当医から“このままだと、時間と共にアルツハイマー病に進展する”とのことを聞いた時、一瞬、“不安”が横切り、頭が真っ白に!

では、医師の勧める備えとしては、服薬治療か、脳トレや社会参加活動の選択肢があるとのことだったので、迷わず後者を選択。
幸いにも、自宅に近い“菊名みんなの広場”や“大豆戸地域ケアプラザ”でのラジオ体操や脳と体を同時に動かすコグニ体操、昔の記憶を回想する昭和昔話や音楽療法等のプログラムに積極的に参加し、8カ月を経過したところです。

その傍ら、菊名みんなの広場での“認知症カフェ”の企画・運営の一員としての“声かけ”があり、忙しくも、“元気で楽しい毎日”を送っている昨今です。

私が意外と早く元気になれたのは、①異変の早期発見と早期対応、②家族からの異変の指摘と支え、③脳活と社会参加活動の実践、④大豆戸地域ケアプラザや菊名みんなの広場の方々からの親身になっての支え、⑤今できることの実践による“役立ち感”の実感等のお蔭です。今や“不安”を越えて、“社会参加活動実践サポーター”としての新たな一歩を踏み出したところです。

元気

きくなみんなの広場
https://kikuna-hiroba.com/

大豆戸地域ケアプラザ|横浜市福祉サービス協会
https://www.hama-wel.or.jp/branch/mamedo/