NEWS / リレーエッセイ
2022.01.27
三寒四温 ~こころをつなぐリレーエッセイ~【1月号】
今月のエッセイは、川崎市で若年性認知症支援コーディネーターを務めていらっしゃる渡辺さんです。「若年性認知症のはたらく場」の様子をご紹介いただきます。
はじめまして。今回から2回に渡り、活動の紹介をさせていただきます。
川崎市で8年前から、若年性認知症の方と一緒に『はたらく場マイWay』として活動をしています。障害をもつ方がはたらく就労継続支援B型という、福祉サービスの一つです。
65歳未満で認知症を発症した場合に、「若年性認知症」とされますが、働き盛りの方が多く、社会でも家庭でも活躍している方がほとんどです。
『マイWay』では、室内での作業のほか、サッカースタジアムや駅前の清掃など、さまざまな作業の中からご本人に合った仕事をします。元エンジニアのAさんが取り組むパソコン解体の作業は職人技です。Bさんは駅前清掃の後「掃除って、綺麗になったら自分が嬉しいし、やったことが分かりやすいからいいね」と、新しい発見があったそうです。
作業だけでなく、せっかくならば楽しいことを!と、近所で借りた畑で野菜を作ったり、“リハビリ”と称して時々は麻雀に出かけることも。「自分たちにはこっちの方が元気出るよな~」というCさんの意見は即採用されました(笑)
コロナ禍であっても、仲間と会える場所はとても大切だと感じています。
「認知症になってもわたしはわたし。自分のやりたいことをやり続けたい」
「認知症と診断を受けた頃よりも、今の方が毎日充実している」
「やっぱり仲間がいるのはいいねえ」
メンバー一人ひとりの想いとともに、今日も笑顔で活動を続けています!
指定障害者福祉サービス事業所 マイWay のホームページはこちら
https://my-way.jp/