NEWS / リレーエッセイ
2021.07.01

三寒四温 ~こころをつなぐリレーエッセイ~【7月号】

三寒四温 ~こころをつなぐリレーエッセイ~【7月号】

今回のエッセイは、横浜市内の認知症グループホーム施設長 いつも優しい笑顔の井上義臣さんからです。ホンワカしますね。

認知症グループホームで働き約20年。以前は特別養護老人ホームで働いていましたが、自分の介護観と業務とのギャップに悩んでいた時に認知症グループホームを知り、携さわるようになりました。

認知症があっても何もできない・何もわからないではなく、できること・わかることも沢山ある。その力を活かして、暮らしを継続していこうという考えのもと、日々認知症の方々と向き合い、沢山の学びを得ています。

朝の窓辺
一例をあげれば、朝になればカーテンを開け陽光を感じ、窓を開け気温や風を感じる。買い物では、野菜の鮮度や食べ頃のアドバイス。散歩では草花の名前を教えてくれ、近所の方と普通におしゃべり。家事はお手のもの。「(職員に)いつもありがとう。無理しないでね」と気遣い・・・。
野菜

もちろん支援が必要なことも多いですが、支える・支えられるだけではなく、「支え合い」の意識をもつことが、人としての存在意義を高め、暮らしには大切であると感じています。

このエッセイは、2020年4月にLINEで公開したコラムを再掲したものです。